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聖書
- 2020.05.08
5月の聖句
学内教職員向けのメッセージです。
5月の聖句
「互いに愛し合いなさい。」
ヨハネによる福音書 13:34
学校に生徒が来られないので、5月の聖句も4月に引き続き、同じ聖句にいたします。
新型コロナウィルス感染拡大が止まりません。世界中にパンデミックの嵐が吹き荒れる今、感染による不安、恐れとが私たちの日常の心も支配しつつあります。
中学、高校、そして共愛学園全体も、いつ終わるかわからない困難の状況に、様々なことが影響を受けています。これから、群馬でもいよいよ、そこらじゅうに感染者が増えていくことと予測されます。外国の状況を見ていても、そして国内の様子からも、大変な時、人々は一番に犯人探し、責任逃れに向かうようです。人と人との関係がギスギスし、弱い立場の人々が置き去りにされる、そんな社会の意識のうねりが、私たちの生活を支配してしまわないことを願います。
こんな時こそ、お互いを気遣い、支えあう心が本当に大きな意味を持ってくるのだろうと思います。3年生の聖書の課題への返答の中に、生徒たちから、「こんな時こそ小さくされた人々の隣り人になるという聖書の教えを忘れてはいけないと思う」という旨のコメントが多く見られました。共愛に入学して、聖書の言葉をそのような形で自身の感性に身に付けた生徒たちに、大きな勇気をもらえています。(宗教主任)