共愛学園高等学校
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1月の聖句

学内教職員向けのメッセージです。

1月の聖句

「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」 マタイによる福音書 3:17

クリスマスに続いて、教会のカレンダーはエピファニー(公現節)というシーズンに入りました。その時期に読まれる聖書の箇所の一つが、今月の聖句が含まれた箇所です。
成人したイエスが、いよいよユダヤの人々の前に登場し、福音を宣べ伝え始めたことを記念するこのシーズンには、イエスが公の人物として認知された出来事として、この洗礼の場面が読まれます。それまで無名であったであろうイエスの存在が、神から認知された存在であるということを示す出来事なのですが、同時に、イエスが告げ知らせた「福音」の本質がどこにあるのかをも示している物語です。
イエスへの神の無条件の愛の宣言として伝えられるこの言葉は、同時に、私たちすべても、神の祝福を受ける存在であるということを意味していると思います。
「あなたは大切、愛される存在。あなたはあなたのままで、私の心に適う存在」という究極の受容の宣言こそ、聖書の伝える「良い知らせ」(福音)であると思います。
共愛学園に働く私たちも、この聖書の言葉を胸に、生徒一人一人を大切にする思いをもって教育に当たれることを願っています。また同じ職場で働く者同士も、教員―生徒、教員―教員という関係を超えて、一人の人同士としての人格や尊厳を尊重し合う関係を持ち続ける努力を続けたいと思います。その思いが、学校で共に過ごす生徒たちへも、やがては彼らがお互いを大切にする心を携えた人として成長いくための、豊かな体験となるのだと思います。様々な課題を日々突き付けられる教育の現場にあって、そこのところを見失わず、いつも心に留めて歩み続けたいものです。(宗教主任)

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