共愛学園高等学校
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10月の聖句

学内教職員向けのメッセージです。

10月の聖句

「私は世の光である。」
ヨハネによる福音書 8:12

「地の塩、世の光となれ」という聖書の言葉は、青山学院の建学の精神を伝える聖句として知られ、推薦が決まった生徒たちは毎年この聖句の意味をそれぞれ考えて面接に臨みます。
では、共愛の建学の精神とは何でしょうか。「共愛」、共に愛するということは普段の礼拝などでも頻繁に語られます。一人一人を大切にすることとして、皆、神様からゆだねられた生徒たちであるとの思いは、先生方の普段の意識の中にも見受けられます。様々な課題を抱え、学校に来れなかったり、人との接し方がわからないでトラブルを引き起こしたりする生徒たちに、本当に忍耐をもって接しておられる先生方に敬意を感じます。
それでも、変わりゆく時代の要請、少子化の波、行政からのカリキュラム構築への様々な要求への対応と、本当に悩ましいことばかりを抱えた学校運営です。そんな時、もう一度、そもそもキリスト教主義学校は何を一番大切にし、教育を通して何を実現しようとしてきたのか、教職員が立ち止まり、確認する必要があることを感じます。
全国にある本当にたくさんのキリスト教主義学校は、掲げる文言は違えど、共通の教育観を土台にしている学校です。そしてすべての学校が、今、そもそものキリスト教主義学校の目指すところを、私たちの学校と同じように自問自答しながら再確認を迫られているように感じています。一番の土台をしっかりと意識し、共通の思いをもって前進していけることを心より願います。(宗教主任)

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