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聖書
- 2022.12.01
12月の聖句
学内教職員向けのメッセージです。
12月の聖句
「主に望みをおく人は、新たな力を得、鷲のように翼を張って上る。」
イザヤ書 40:31
アドベントのシーズンに入り、ツリーやリース、アドベントカレンダーが飾られて、生徒たちもクリスマスを楽しみにしていることと思います。
クリスマスの前の4週間はアドベントとしてキリストの到来を「待つ」こと、そしてそれに備えることがテーマです。この「待つ」という行為は、時に受身的に理解されがちですが、実はこれは積極的な態度だと思います。
「待つ」からには、期待と信頼があるから待てるわけです。そしてその信頼と期待は、人の生きる力の源でもあります。聖書の教える信仰とか希望とはその力のことを意味するのだと感じます。
生徒たちに向き合う私たちも、一人一人の生徒の持つ可能性、尊厳の重みを信頼して、一人一人が自らの人生を生きる力を備えていることに徹底して信頼していく必要を思います。いろんなことで挫折したり、人と同じように学校生活が送れないでいる生徒たちにも必ず、いつしか彼らの持つ生きる力によって自らの人生を歩むことができることを信じ、待ち続ける教育を目指していけることをお祈りします。よいクリスマスの季節をお過ごしください。(宗教主任)