共愛学園高等学校
共愛学園
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11月の聖句

主によって、喜び歌え。

詩編 33:1

祈りは聞かれないの?と生徒によく質問されます。キリスト教や宗教に触れて、彼らがよく疑問に思うことなのかもしれません。土曜日の「賛美と黙想」の礼拝では、自分自身を振り返り、様々なことに気づく時間を大切にしてきました。実はそれこそが祈りだと思うのです。自分の願い事を叶えてもらえるかどうか、自分の望むことが実現するかどうかが祈りの意味ではなく、自分が神様の望むように生きられているかどうかを振り返ることが「祈り」であるように感じます。
自分が中心にあるのではなく、神様が中心に置かれる時、私たちは他者のために祈ること、他者を思いやる心の大切さに気づかされるのではないでしょうか。他者の喜びを自分の喜びとして感じる心こそ、「愛する」ということの出発点であると思います。そしてその心を育てることが、キリスト教主義教育の基本であると感じます。
「主によって、喜び歌え。」と語る詩編の祈りの作者も、イスラエルの共同体が神によって集められ、支えられているという恵みを喜び感謝することから、このように言っているように感じます。
学校や友達、礼拝の時間が大好きな生徒たちが、共に集められていることを喜び、感謝することで、豊かな心を育んでいってくれることを願います。 (宗教主任)

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