共愛学園高等学校
共愛学園
共愛学園

3月の聖句

あなたがたは地の塩である。

マタイによる福音書 5:13

様々なキリスト教主義学校には建学の精神といわれるものが掲げられていることが多いようです。「神を仰ぎ、人に仕う」、「愛神、愛人」、「Do For Others」など、様々なモットー、建学の精神を掲げています。聖書の言葉そのままであったり、その意味を表現したものであったりします。青山学院は、今月の聖句の箇所から、「地の塩、世の光」を掲げています。
様々なものがあるのですが、それは表現や強調点こそ違え、聖書に伝えられたキリストの精神を反映しています。共愛はご存知の通り、その始まりははっきりとしていないのですが、「共に愛する」ということを学園の名として、それがヨハネによる福音書に由来するとしています。
これらの建学の精神は、しかしながら、単に歴史を思わせるためにあるのではなく、それぞれの学校で、繰り返し繰り返し、今における自らの教育のあり方を振り返るために反芻されています。生徒たちにはもちろんですが、その学校の教育に携わる教職員にとっても、自らの教育の根ざすところを確認させられるものでなくてはなりません。愛する人となりなさいという共愛学園の精神は、私たち教職員が、生徒一人一人を愛することによってのみ伝えられていくのだと思います。そして、日常の仕事の中で、常にこの精神が顧みられ、生徒たちとの関わり一つ一つの中に、そのことが実践されているかどうかが問われています。
新年度を控えて、もう一度、先生方と一緒に、この学園の存在する目的を再確認できたらと思います。
(宗教主任)

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