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聖書
- 2014.04.01
4月の聖句
私があなたがたを愛したように、
互いに愛し合いなさい。
ヨハネによる福音書15:12
いよいよ新しい年度となります。毎年のことですが、初めて共愛の門をくぐり、入学式や毎朝の礼拝にどきどきしながら日々を過ごす新入生たちの気持ちが、毎年毎年の出来事であるにもかかわらず、新鮮な思いを与えられます。
「私があなたがたを愛したように・・・・・」という聖書の言葉は、生徒たち一人一人が「愛されている、大切にされている・・・」という思いをもって初めて、他者を思いやる心へと導かれるのだということを感じます。
生徒を大切にするという学園の思いは、先生方一人一人の様々なスタイル、方法で伝えられるのだと思いますが、それが何であれ、一番の土台として、生徒一人一人の人格を尊重することにあると思います。それは、上から教えや訓練を与えるのではなく、人と人、人格と人格の出会いと関わりの中でのみ実現されるのだと思います。
愛するという言葉は、「大切にする」「受け入れる」「認める」という言葉で言い換えることができるのかもしれません。共愛学園の教師として、その目的を共に担うという思いを共有する私たちが、共に助け合い、協力しあって、新しく入学してくる生徒一人一人を見守っていけることを、心より願っています。 (宗教主任)