共愛学園高等学校
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5月の聖句

学内教職員向けのメッセージです。

5月の聖句

「平和を実現する人々は幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。」
 マタイによる福音書 5:9

これまで、最終戦争への危機感は、核兵器の使用による世界戦争の勃発でした。その核を使った軍備の縮小の努力も進められてきました。この数年、その核の脅威に加えて、新たにとんでもない危険な武器が出来てしまったように思います。情報戦による攻撃です。SNSなどのこれまでにないテクノロジーが、世界を存続の危機にあっというまに追いやる危険性と破壊的、悪魔的な力を持っていることを、昨年の米国大統領選、今年に入ってのロシアの情報操作の様子などを見ていると感じます。何を信じるのか、何をもって決して揺らぐことのない平和への土台とするのかが、これからますます問われるようになる気がします。
私たちの学校の教育にとっても、そうした「何が一番大切か」ということをしっかりと、それぞれの人生観、世界観の中に育てること、まさに「心を育てる」教育の価値が大切であると感じます。学校の特色、強味、唯一性をそんなところに見出し、共有することが、これからの未来に不可欠であると感じます。
(宗教主任)

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