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聖書
- 2013.05.01
5月の聖句
わたしは復活であり、命である。わたしを信じるものは、死んでも生きる。
ヨハネによる福音書 11:25
学園に入学して、生徒たちは初めて聖書や礼拝の体験に触れます。聖書の時間に、入学して間もない時期に感想を書いてもらうと、ほとんど全員の生徒たちが、最初は礼拝があると聞いて、どのようなことをするのか、どのように受け止めたらよいのかと戸惑ったこと、いざ、礼拝に参加してみて、「一日の始まりがとても心和やかに始めることができる。」「讃美歌やオルガンの音色がとても好き」「いろんな先生のお話しや、聖書に書かれてある言葉に心打たれた・・・」「礼拝の時間が好きだ」などと非常にポジティブな感想を持つようです。
数年前の外部評価の結果にも現れていましたが、共愛生や保護者の宗教教育に対する評価は、他のキリスト教主義学校に比べて、際立って肯定的なようです。卒業生たちが沢山朝の礼拝にやってくるのも、そうした理由によると思います。
今、私学の生き残り、特色の差別化の必要性が言われますが、この礼拝や他の宗教教育に対する生徒たちのポジティブな評価は、絶対に一日やそこらで作り出すことのできない、共愛学園の財産、強みであると思います。
そして、生徒たちのこのようなポジティブな受け止め方は、普段の礼拝のあり方に決定的に依存していると思います。毎朝行うということもですが、何にもまして、先生方も礼拝を大切に思っていてくださること、先生方も、生徒たちと一緒に礼拝に参加していることだと思います。
そこで一人一人が感じる、自分の居場所、自分が受け入れられているという思いは、まさに、人を生かし、成長させる力の源なのではないでしょうか。これからも、その財産を決して軽んじることなく大切に守っていけることを、心より願っています。 (宗教主任)