短期留学制度
歴史ある豊富なプログラム30年以上
- 本校の短期留学制度は30年以上の歴史を持っており、現在6つの研修が行われています。
「外国に興味があるけど、長い期間日本を離れるのは不安…」「長期休暇を利用して語学体験や異文化交流がしたい!」という人には最適なプログラムです。
コース別海外語学研修
KYOAI Glocal Projectのもと、各コースが教育方針に基づき、現地の学生との交流や異文化体験など充実のプログラムを提供します。研修には観光も含まれており、教科書だけでは学べない歴史や文化を体験する絶好の機会になっています。研修後の生徒は目に見えて大きく成長し、英語の勉強により励んだり、進路を決めるきっかけになる生徒もいます。
コース | 研修先 | 都市 | 時期 | 期間 | 滞在形態 | 費用 |
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普通科特進 | 台湾 | 台北 | 11月 | 5日間 | ホテル | 約18万円 |
英語科特進 | イングランド | チチェスター | 5月 | 18日間 | ホームステイ | 約50万円 |
英語科進学 | ニュージーランド | オークランド | 5月 | 8日間 | ホームステイ | 約41万円 |
※国際情勢により、研修地や期間が変更になることがあります。
普通科進学コースは沖縄研修があります。
春期アメリカ研修
(約14日間、ホームステイ) ※1〜2年生全コース対象
カンザス州
カンザス州オレサ市教育学区(Olathe School District)にある現地の公立高校と異文化交流を行います。
留学生として現地の学校に通い授業を受けます。また、博物館や市役所などを見学し、見識を深めます。
夏期カナダ語学研修
(約10日間、ホームステイ) ※全学年全コース対象
ホワイトロックに滞在し、カナダ人の先生の授業を受けます。英文法から実践的な会話まで基礎から丁寧に教えてくれるので、1年生の参加者多数です。観光などのアクティビティも充実しています。
バングラデシュスタディツアー
(約14日間、研修施設滞在) ※全学年全コース対象
アジアキリスト教教育基金(ACEF)による、学校に行けない子どもたちへの支援活動の視察に同行します。県外からも多くの高校生や大学生が参加するこの研修では、貧困や宗教、文化共存の問題についてディスカッションをしたり、現地の方のお話を聞いて視野を広げます。奨学金制度もあります。
過去の研修の様子
台湾研修
台湾は日本と歴史的に関係が大変深く親日的な国であり、異なる風土、文化、習慣や多くの民族や言語も存在し、実に学ぶところの多い豊かでディープな国である。このプログラムでは現地の高校生との交流会や現地の方たちとの様々な触れ合いを通して、生徒たちは大変充実した経験をしている。
また、故宮博物院、忠烈祠、九份など台湾を代表する名所も見学したり、雑技、京劇の観賞も含まれている。
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台北市立士林高級商業職業学校を訪問
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牧師先生による台湾についての講演会
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故宮博物院を見学
「台湾研修を振り返って」(F.Mさん)
台湾での生活は日本と少し違っていたので初めは戸惑いました。水道水を飲めないとかトイレでペーパーを流してはいけないとか、日本では当たり前のことがそうではない状況に、やはりここは海外だなと思いました。
台湾の高校生との交流は私にいろいろなことを学ばせてくれました。まず、その歓迎ぶりにうれしい驚きがありました。また、言葉の壁がありましたが、共通言語として英語で交流したことはとても良い経験となりました。多くの見学地の中で最も印象深かった場所は九份でした。古い町並みは風情があり、楽しい時間を過ごせました。
4泊5日の行程を通して思ったことは、「日本の豊かさに感謝しよう」ということです。自分の国である日本の良さを再認識し、日本人としての誇りをもって日本の文化を大切にしてそれを海外に発信していきたいです。学びの多いとても楽しい台湾研修でした。
イングランド研修
毎年5月に17日間の日程で、イングランド・チチェスターカレッジにてESLの授業と、ホームスティを体験。授業以外にポーツマスやハンプトンコート、またロンドンでは大英博物館やロンドン塔など世界でも有名な場所を見学するプログラムも含まれている。
17日間という長期滞在で英語力を十分に伸ばせるとともに、教科書に出てくるヨーロッパの歴史も直接体験できる内容になっており、生徒にも大変好評である。
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チチェスターカレッジ
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オックスフォード クライスト チャーチ
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ハンプトンコート
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バッキンガム宮殿
ニュージーランド語学研修
1993年、ニュージーランドにあるオトロハンガ カレッジ(Otorohanga College)との間で姉妹校制度を樹立。これをきっかけに「英語科生徒全員に留学体験をさせること」を目標にそれまで国内で実施されていた英語科の修学旅行をニュージーランドに場所を移し、語学研修を行っている。
滞在中はオトロハンガカレッジを訪問するプログラムも含まれ、姉妹校交流が行われている。
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現地の姉妹校を訪問
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マオリ文化体験
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ESLの授業
心で感じることを大切に(T.Sさん)
「あなたならきっと大丈夫よ。何も心配いらないわ。」これはホストマザーのスーザンと一緒にいたときに言われた言葉です。私の未熟な英語を一生懸命聞き取ってくれて、また、私がちゃんと理解できるまで何度も同じことを説明してくれて…。そんな温かい家族に出逢えたことが、今回のニュージーランド語学研修の中で何よりも感謝することだと思います。
正直、私は自分の英語力への不安、見知らぬ土地での生活、そして何よりも家族の一員として1週間滞在することへの抵抗がありました。実際に言葉や文化の違いに戸惑うことがたくさんありました。ですがだんだんと笑うポイントが合ってきたり、いつの間にか真面目な話をしていたり…。頭で考えるよりも、その時、その場所で感じたことを口にしていることの方が多かったような気がします。国や言葉や文化が違っても心で感じることは意外にも似ていて、そういうときに同じ感情を共有できることが、こんなにも幸せなことだとは思いませんでした。すると自信が沸いてきて、「もっとここに居たい」と思うようになりました。今振り返ると、あの時私は研修前に感じていた「不安」を越えたのだと思います。
今回のNZ語学研修は、自分の英語力の未熟さを痛感した時間でもありました。ですが私はそれ以上に収穫できたものがあると思っています。それは言葉や文化の違いを「違い」として受け入れて、その時、その場所で自分が感じる感情に「素直」になるということです。頭で考えるよりも、心で感じることを大切に。それが、今回研修で得た何よりも私が大切にしたいと思えることです。このことは、これからの自分の人生を歩んでいく中で絶対に忘れてはいけないことだと思います。 今回の研修に関係してくださった方々、ホストファミリーのオースティン一家のみなさん本当にありがとうございました。またいつか会えることを楽しみにしています。
春期アメリカ研修(カンザス州)
カンザス州オレサ市教育学区(Olathe School District)との間で2000年に交流が始まって以来、本校では定期的に現地の公立高校と異文化交流を行っている。
学校間の交流のみならず地元の市長、教育長を表敬訪問したり、ロータリークラブからも暖かい歓迎を受けている。
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オレサ市長を表敬訪問
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家庭科のクラスを見学
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オレサ北西高校のみなさんと
春期アメリカ研修を終えて』 (A.Eさん)
春が近づき、だんだんと暖かくなってきた日本を出国した私たちをカンザスで待っていたのは、冬の寒さと大雪でした。季節外れの雪は思った以上に深いダメージを与えてきました。しかも私は冬物コートを持っていかなかったので、かなり寒かったです。しかし私のホストシスターのアレックスとホストマザーのSステファニーが手袋や帽子、ブーツを貸してくれたおかげで寒さを和らげることが出来ました。私のホストファミリーのドッドソンファミリーは四人家族でダッグ(父)・ステファニー(母)・アレックス・ジェイコブ(アレックスの兄。現在は大学の寮で生活中)です。本当に家族と過ごす毎日が楽しくて仕方なかったです。とても良い人たちですし、何一つ不自由に感じたことが ありませんでした。
アメリカに来て最初に感じたのは多くの『違い』があるということです。特に日本とアメリカの学校の違いには驚きの連続でした。私がお世話になったOlathe South High School( オレサ市立南高校)はまず学校の造りから違います。平屋造りで横に長く、教室は約300あると聞きました。そして一つの廊下には一つ教科のクラスが並んでいます。例えば『理科』の廊下だったら、生物、物理、化学などの教室があります。さらに寒さ対策のセントラルヒーティングがバッチリです。学校中どこでも暖かいのには驚きました。
私が素晴らしい制度だと感心したのは、生徒が学年や歳を問わず、同じ教科の授業を受けることが出来ることです。私は全ての日本語クラスに参加しましたが、どのクラスも学年はバラバラでした。でもクラスメートは皆仲が良かったです。それを見つつ、厳しい先輩後輩で縛られていた中学生の時の自分と比べると凄い違いだなと思いました。
日本語クラス以外にも、様々なクラス―絵画、陶芸、木工、調理、生物などにも参加しましたが、教室の設備の凄さに圧倒されました。特に木工のクラスには度肝を抜かれました。プロが使うような大型機械がズラーッと揃っており、生徒はそれを勿論使用します。生物のクラスには大きい亀が我が物顔で教室内を闊歩していましたし、チンチラやウサギ、ヘビもいました。あんなに動物に囲まれた生物の授業は初めて体験しました。その他にもいろいろありますが、総じてアメリカの学校は『自由』だと思いました。学校だけでも日本とこんなに違いがあります。 その他で体験した中で、心に残ったのは『宗教の違い』です。 やはりアメリカはクリスチャンが多いので、カンザスのオレサにもキリスト教の様々な宗派に合わせ、多くの教会がありました。私のホストファミリーもクリスチャンでした。私の行った教会は子どもが多く、学童のような雰囲気の教会でした。礼拝は共愛の毎朝の礼拝と似ていました。でもかなり短縮されていて、十分くらいで終わったように思います。その後は、皆で一緒に教会に隣接されている体育館でレクリエーションをしました。 私はこの十日間で多くのことを知り、また学びました。四六時中英語浸けで、リスニング力は上がったように思います。また異文化をたくさん経験することが出来ました。日本とは違う規則、風習、考え方を知って自分の見識を広められたことは何物にも代えがたい宝です。今回このアメリカ研修に参加して本当に良かったと心の底から思いました。
夏期カナダ語学研修
夏休みを利用して、カナダ ホワイトロックで10日間の語学研修を行っている。15名前後の少人数でカナダ人の有資格者の教員がESLを担当す る。英文法から実践的な会話まで基礎から丁寧に教えてくれるので1年生からも安心して参加することができる。
またカナダの文化、歴史に ついても学ぶなど幅広い学習内容になっている。観光も含まれており、非常に充実した研修内容に なっている。
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授業
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ガスタウン
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スタンレーパーク
バングラデシュスタディーツアー
バングラデシュでは、アジアキリスト教教育基金による学校へ行けない子どもたちへの支援活動の視察を通して、子どもの労働の問題、アジア諸国の貧困の問題、様々な宗教や文化との共存の問題などについて学ぶ機会を与えられている。
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現地の方々と記念写真
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少数民族の方々